2010/12/19

KAGEROU - Saito Tomohiro

KAGEROU
KAGEROU 齋藤 智裕 (2010/12/15) [商品詳細を見る]


色々騒がれていて、どうなのかなぁと思いつつ読了。
好きか嫌いかというのは、本を読んでいると凄く明確です。
嫌いな本というか苦手なものは、そもそも、読了できない。
途中でいらっとしたり、文字が負えなくなって、何だかよく分からなくなって、そのまま本を閉じてしまう。
そういう本は、そのまま本棚に戻ったり、誰かに売ってしまったりしてしまいます。

そういう意味では、この本は好き。というか読みやすい。
普通に話に入っていけるし、そのまま違和感なく、最後まで読める。
伏線っぽいものも回収されるし、キャラが立っていることで、最後がわかりやすい。
もんもんしたものも残らないし、すうっと入っていって、すうっと抜ける。
まさにKAGEROUのタイトル通り。


キャラのバックボーンとか人生観とか人となりとか、
そういうのに焦点を当てる本もあれば、
なんだろ?
ノリとか勢いを魅力にする本も有ると思う。
そういう意味では、
この本は後者かなって感じたけど。


後、映画化かぁ。
実写よりもアニメだと面白いなぁ。
主人公の夢とか、自殺の色々なバージョンとか、ネタとかギャグとか、実はダークな台詞回しとか。
アニメの方が結構深く掘り下げて映像化できそうで面白いと思うんだけどなぁ。
そもそも、実写って入り込みにくいもんね。俳優さんの好き嫌いもあるし。


しかし、ハードカバーというのは、
装丁は美しいけど、
お金が高いね…。
いきなり、文庫でとはなら無いのが
出版業界の不思議さだぁ。

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